CFJは、弁護士を通さず個人で請求した場合、過払金元金(過払金に対する利息を含めない金額)の半額程度を返還するという内容の和解提案しかしないこともあるようです。
当事務所がご依頼者様を代理してCFJに対する請求をした場合、訴訟提起前だと、同社は、利息を付加した請求金額のおおむね4割程度を返還するという内容の和解提案しかしてこないことが通常です。そのため、早期解決の観点から、裁判外で和解交渉をすることはせずに、引き直し計算後直ちに訴訟提起の準備をすることになります。
CFJに対して訴訟を提起すると、裁判所から指定される第一回目の裁判期日までに過払金元金の7割から8割程度の和解提案があります。
ただし、CFJの過払金返還請求の争点の3.みなし弁済の法律上の争点がある場合には、提案される返還額は、CFJ側に有利な判決が出た場合の金額の8割程度となります。裁判期日を4、5回重ねた場合には、提案される返還額は、利息を付加した満額の8割から9割程度に上がります。
満額の回収をするためには判決を得る必要がありますが、判決を得るまでには、裁判期日を6回以上重ねる必要がありますので、訴訟提起から1年程度の時間がかかります。
なお、CFJは訴訟での対応を定期的に見直しており、争い方が変わった場合には、判決を得るまでの期間が4か月程度長くなることがあります。